育てる会って?


県立幕張海浜公園を育てる会 とは

経緯と主旨
幕張海浜公園(海浜地区DEブロック)は、県民参加で公園づくりをすすめている公園です。平成8年の全国都市緑化フェア会場後の暫定利用のまま今日の姿になっています。平成14年度から千葉県が整備構想案づくりのために県民参加の公園づくりワークショップを開催し、公園づくり活動や提案づくりなどが行われました。幕張新都心にあり、メッセ、マリンスタジアム、ベイタウンに隣接するこの公園には、26haという広大な敷地と、アスファルト面、トピアリー、菜の花の丘、水路、防風林の豊かな松林の森、そして富士山を背負って東京湾に沈む夕日が眺められる幕張の浜など、すばらしい可能性と資源をもっています。しかし、現況では施設は老朽化し、トイレや休憩場所、案内板なども整備不足であり、一方で松林は閉鎖され、せっかくの海も感じられず、アクセスもよくありません。周辺のアクセスも悪く、近隣の住宅地ーベイタウンでもその存在があまり意識されません。たとえ利用者が潜在的にいても、決して利用しやすい状況ではありませんでした。
こうした問題を抱える公園に、ワークショップでだされたさまざまなアイディアをもとに、「できることからはじめよう」と、さまざまな利用企画をもちよって、公園利用の促進と公園づくりのための社会実験「公園まつり」を開催してきました。3年間の「公園まつり」実施によって、これまで海に至るルートがフェンスで閉鎖されていたのを開くことができ、松林を将来の利用に向けて調査することができ、利用者が企画した多様なイベントプランを実施することができ、公園管理者と情報交換することができ、大勢の参加者を得てアンケートからニーズを知ることができるなど、いろいろな成果がありました。そこで得られたさまざまな実施データから「県民の提案」をまとめ、県に提出しました。この「提案」はさまざまなテーマで構成され、県民の願いと自発的なとりくみの目標が込められています。さらに、そうした県民の提案を県の整備に反映していくために、提案でとまらず、それを実現していくための継続的なとりくみの必要性がありました。なおかつ、利用者ニーズを常に把握し、公園管理者など関係機関に「利用者の声」をつないでいく役割の必要性がつよく求められました。
また、公園利用者同士も、お互いの利用の住み分けや利用ルールの共通認識をつくっていく必要性があることから、交流する場づくりが求められました。それが、公園内のコミュニティとなり、さたに公園周辺をとりまくコミュニティとも連動することによって公園自体も活性化していくー公園を核とした新しい地域のまちづくり像につながっていく可能性がみえてきました。

そこで、公園をよくしていきたいと願う利用者と公園の未来をつなぐために、ワークショップ出身者を中心に、平成17年春に、「公園を育てる会」として発足しました。
@ 活動方針
● 公園づくり・公園育てのためのプログラムを企画実施する
● 公園づくり・公園育てに参加協力する人々同士のネットワークを育てる
● 公園づくり公園育てのための共同認識、ルールづくりをする
A 活動理念



公園利用の実態とニーズから様々なプログラムを試行し、さらに新たなニーズを発掘しながら、
公園づくり・公園育ての環をひろげていきます。


B 活動内容
平成17年度の活動内容予定は以下の通りです。
● パークマネージメントフォーラムの実施
● 幕張海浜公園まつり(計3回)
● 公園利用者アンケートの実施
● 県、公園管理の関係機関との連携体制づくり

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